Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

被後見人の預金無断借用 司法書士を業務停止 福井/被後見人の葬儀

http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/fukui/090603/fki0906030219001-n1.htm
 弁護士の急増で、その資質の低下が憂慮されていますが、不祥事自体は前から多くありました。
 司法書士も、簡裁代理権取得以降、こうした不祥事が心配されており、実際、不祥事は増えたように思います。
 特に、人数も漸増し、社会経験のない、敬語も使えない司法書士が量産されつつあり、職務柄、大丈夫かと心配されておりました。


 司法書士の後見不祥事は、大きなものでは、これで2件目だと思います。
懲戒は当然のこととして、こうした資質の司法書士がなぜ生まれたのかを問題にすべきかと思います。


 一昨日、私の被後見人が亡くなりました。
長い間、認知症で、就職時にはすでに会話もできませんでした。
だんだん弱って、やせ細って、とうとう亡くなりました。
 昨日、知り合いの住職に来てもらい、施設の霊安室で、施設の人4、5人と私で、簡単な葬儀を行ないました。
 火葬場でのお別れは、住職と葬儀社の友人と私の3人でした。
 残ったお骨は少なく、見ていてかわいそうになりました。
 火葬場の人は、私を故人の子供と思ったようです。


 これで3人目の被後見人を送りました。
 職業後見人と言われる司法書士の後見は、ほとんどは財産管理のためのものです。
 しかし、言わば、身内に代わって、人の一生を預かる立場であることを、強く意識しなければならないと思います。