Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

債務整理事件処理に関する指針・業務の変化と功罪

日弁連債務整理事件処理に関する指針(下記)については、先日も触れましたが、
http://www.nichibenren.or.jp/ja/jfba_info/rules/pdf/kaisoku/kisoku_no_81_1.pdf
司法書士会については、東京会(下記)、や京都会のものがあるようです。
http://www10.ocn.ne.jp/~at_home/tajyuu-saimusyorijiken-nikansuru-kihankisoku.html
いずれも、面談を必要とするものです。


 債務整理業務の変化について、寄井弁護士の「田舎弁護士の訟廷日誌」に記事が出ておりました。
http://shimanami.way-nifty.com/report/2009/08/post-49d2.html
 そのとおりでしたよね・・・などと思い、また、事務的には、丁寧にやっているつもりの私の事務所以上に丁寧な部分もあったりして、驚き、改めて尊敬の念を持ちました。
 一部の司法書士や弁護士が、目に余る広告を出したり、その他不祥事が相次ぐ中ではありますが、大半の方々は、こうして地道に仕事をしておられます。
 司法書士の方で言えば、簡裁代理権の取得前には消費者金融の社員からおどしに近い電話などもあったものです。
 慣れない業務で苦労し、恐くもあり、さんざん悩みながら、一方で、非弁と言われることをおそれ、それでもギリギリ司法書士の業務の中で、なんとか債務者を救いたいと思って頑張ったものです。それだけ、債務に苦しみ、今と違って行き場のない人たちも多かったのです。
 事務所を手伝っていた妻や、横で見ていた家族などは、そんなに苦労を見て、債務整理の業務はやめたら・・などと言ったものです。私自身、本当に苦痛で、何度も逃げ出したいと思ったものです。
 時代が変わりました。
 良くなったんでしょうが、悪くなった部分も沢山あります。
 前にも下記で述べましたが、
 http://d.hatena.ne.jp/gen-mai/20090615/1245023260
 

 ともかくも、司法書士と言う資格にとって、これらの変化の功罪は、計り知れないところです。