Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

全青司中ブロ研修・河合司法書士・「間違いだらけの遺言を超える」

7月19日、標記の研修会が、広島の宮島口のホテルでありました。
 私は、全青司に加入していないのですが、一般司法書士も参加可能と言うことで、参加させて頂きました。
 講師が、「中小企業の法務リスク対策」(2010-02-09の記事)や、「中小企業のための戦略的定款」などの著者の一人である河合保弘先生であったと言うこともあり、「種類株式」について、若手司法書士の先進的な研究、試みのようなものを聞かせてもらえるかもしれない、と言うような気持ちからの参加でしたが、案に相違して、河合先生は、「司法書士による企業支援」のパイオニアとも言うべき、むしろベテランの方で、私が不勉強なだけで、多くの有名著書もある先生でした。
 会社法下の中小会社では、むしろ種類株式は、当然、あってしかるべきもの、と言うお話しも興味深いものでしたが、それ以上に、司法書士の業務、その近年の変化などについても、とても共感のもてるお話しを聞きました。
 それにしても、お話しされることの上手な方だと思いました。
 たまたま講義の際に隣席だった、東京会のH先生(今度の全青司・東京全国研修会の実行委員さんだそうです)が、
[rakuten:book:12526630:detail]をお持ちで、「河合先生のこの本は良いのでみんなに勧めている」とおっしゃっておられました。上記の著書にも遺言の事が書いてあり興味がありましたので、購入しました。
 2コマ目は、税理士の井上友一先生の「不動産・商業登記とその税務」と言うことで、まさに本日紹介した判例の、増資におけるみなし贈与などについての講義を拝聴しました。未公開株の評価と言うのは、なかなか、難しいようです。
 前の週は、名古屋で「会社法の総おさらい」と言う「新人研修」 を受けてきましたが、この中の柴富先生も河合先生と同じグループの方のようで、こちらもベテラン泉水悟先生の講義と柴富先生の講義は、とても為になり、良かったとと思いました。