生活保護の資産調査、本店に一括照会/資産・負債の調査について
〜厚労省は31日、生活保護申請者の資産調査について、〜全銀協〜の協力を得て、銀行などの〜本店に一括して預貯金残額を照会すると発表〜
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120601-OYT1T00185.htm?from=main4
(内藤ブログ経由・感謝)
(ちょっと違った観点からですが、)
資産や負債の調査と言うのは、なかなか面倒です。
特に、被相続人の資産負債の調査となると、本人がいませんので非常に難しい場合があります。
こうした場合に、各金融機関の本店に照会することもあり、それなりに対応して頂けるのですが、住所・氏名が少しでも違っていると漏れてしまうような場合もあります。
以前、管轄外のものを自庁処理した件については、最終住所のあった県外の都市の金融機関等に100カ所以上、照会文書を発送し、1つもないことを確認しました。
しかし、その後、金融機関合併前のものが1つ出てきました。
更に、電柱使用料を調べている内に、県内の金融機関についても、新たなものが出てきました。(住所が全く違っていたため漏れたものでした。)
前者は睡眠口座でしたが、後者は永年の使用料がそこそこ、たまっておりました。
ちょっとしたことから県外の特殊取引用の口座を発見したこともあります。
また、やっと発見した被相続人の帳簿に、沢山の債務が載っていたこともあります。
こうした調査を、どの程度、どのように行なうかは、財産管理人の経験と工夫に頼っている部分があります。
その総額のありようで、それぞれの手続の流れが変わってしまうような場合もあることを考えると、できるだけの調査を行なうべきことは当然ですが、常に完全に行なうことはなかなか困難です。
何か、こうしたことを、もっと簡単に調べられるシステムがあると良いのですが・・・・