Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

年金担保融資

〜「年金担保融資」〜を受け、生活が追い詰められるお年寄りが絶えない実態が浮上〜
 〜10年4月に民主党政権が年担の廃止方針を決定した後も制度が続いている〜
http://mainichi.jp/select/news/20130509k0000m040144000c.html

【融資制度のあらまし】(抽出・加工あり。原文参照) 

  • ご融資金額
    • 〜250万円〜(〜使途が「保健医療」、「介護・福祉」「住宅改修等」、「教育」、「冠婚葬祭」、「事業維持」、「債務等の一括整理」のいずれにも該当しない場合は、「臨時生活資金」とし100万円が限度〜)
  • 融資利率:1.6%
  • 連帯保証人〜必要〜信用保証制度(保証料が必要)もございます。〜

独立行政法人福祉医療機構 | WAM
リーフレット「公的年金担保融資のご案内
独立行政法人福祉医療機構 | WAM

生活保護受給中のかたへ】
生活保護受給中〜年金担保融資をご利用いただけません。
・〜利用中に生活保護を受給されたかた〜受給されなくなってから5年間は年金担保融資をご利用いただけません。
・〜過去に年金担保貸付を利用するとともに生活保護を受給していたことがあるかた〜再度借入をし、保護申請を行う場合は、原則として生活保護を受けられない〜
独立行政法人福祉医療機構 | WAM

以上引用おわり


債務整理に入っても、特に期限の利益喪失約定はないようですが、
返済終了まで天引きされ、一種の別除権として、破産しても免責されない債務です。

借入期間中は、年金を受給している金融機関を変更できないとのことで、
となると、その金融機関にも債務がある場合、
年金担保分の返済額を控除した残額が入金した場合、その金融機関の債務と相殺されかねませんが、
そうすると、事実上、その金融機関も年金担保のようになってしまうため、金融機関側が、実務上、そのような扱いはしてないようです。
(参考:鳥取地裁:児童手当入金後の差押 - g-note(Genmai雑記帳)


 悪徳業者への支払⇒消費者金融⇒年金担保⇒生活保護、と言うような流れの場合、本当に最悪です。
特に、お年寄りであるだけに、本当に気の毒です。