Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

弁護士淘汰と市民のための法律家

(元「法律新聞」編集長の弁護士観察日記)
〜赤字の人と500万円以下の人の合計は、弁護士確定申告者の実に54.8%を占める〜
〜こうした弁護士の経済的な困窮〜に対して〜「それがどうした」という意見が出されます。〜赤字だろうと500万円を下回ろうと、やっていかれないのならばやめればよし。弁護士を特別扱いする必要はないし、この状況で「淘汰」されればいいわけで、それこそそれが「改革」がもたらしたものではないか、と。

〜弁護士の競争による「淘汰」が良質化をもたらすという見方には懐疑的な弁護士の方が多いと思います。
〜生き残り〜勝者こそ、「市民のための」弁護士だ、とはならない〜

〜弁護士が経済的に追い詰められて、サービス業化に目覚め、心を入れ替えるように、態度を改め、手を出さない採算性の悪い案件にも良心的に望むようになり、いままで「不当」に稼いでいた部分を減らし、市民が弁護士に投入するおカネを低額化させる結果を生み出す――。そんなことになるとは〜そもそも弁護士という業態の特殊性〜からして、あり得ない〜
河野真樹の弁護士観察日記 弁護士の経済的困窮データから読みとるべき未来