Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

一人遺産分割協議の可否・訴訟へ

一人遺産分割協議(父母順次死亡、単独子に直接相続する場合4)登研794 - g-note(Genmai雑記帳)の問題が、却下により訴訟になっていたようです。
数次相続で1人っ子の場合の相続登記の全国の登記実務(お伺い・至急)
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 上記記事の筆者は、「〜長年の慣行として、全国的に認められてきた取扱い〜」であったことを証するため、情報の提供を求めておられます。

 各法務局「備付け書籍」などとも言われる(?)相続における戸籍の見方と登記手続と言う本にも各種事例が堂々と出ていて、永年、当然のように認められてきたものを、「それは「一部地域」における限定的な取扱い〜」などと言ってしまうところは、如何にも「今風の役所のあり方」のように思えます。

 昨年も他管の若い登記官の方に「書式精義」を示して説明したところ、「それは法務局の本じゃない。香●保●さんの見解に過ぎません。」なんて言われてびっくりしましたが・・・・。
(最近の、合併移転した根抵当権の追加設定2 - g-note(Genmai雑記帳)の記事で取り上げたような事例もそうですが、近年、特段の理由もないのに、従前の取扱を「厳しい方向で変更」してしまうような事例が目につくように思います。)

 ちなみに、私の所の直近の事例は、昨年5月で、「遺産処分決定書」を添付して問題なく登記を了しております。
 また、1カ月程前にも、別件で登記官と話した際に、この事例のことを言ったら、初耳だと言っておられました。

一人遺産分割協議の可否・敗訴判決 - g-note(Genmai雑記帳)