Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

歴代法制局長官の見解

ボ2ネタ経由
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015062002000138.html
◆宮崎礼壹氏 歴代の政府見解と断絶
集団的自衛権憲法解釈は〜七二年の政府見解で説明〜。〜安倍政権はこの〜見解の論理は維持しながら〜集団的自衛権の一部が限定的に認められると主張〜
〜だが、この見解はそもそも、憲法上、集団的自衛権の行使が許されないことの理由を説明したもの〜
〜「論理的帰結としてわが国への侵略がない場合の武力行使は、憲法上許されない」「憲法をどう読んでもだめだ」と語っている。集団的自衛権の行使は、まだわが国が侵略を受けていない段階で武力行使することだから、九条でどうしても読めない。〜七二年見解は〜全く何も留保していない。〜百八十度違う話〜
〜七二年以降も国会で質疑〜限定的とか一部とか認められる余地は、全くないと示されている。
〜あまりにおかしな、ひどい議論〜。〜こじつけ〜
〜現在の横畠〜長官〜非常に問題のある解説〜。七二年見解で〜ぎりぎり容認している「外国の武力攻撃で国民の生命、権利が根底から覆される急迫、不正の事態」の「外国の武力攻撃」に、「『他国への外国の武力攻撃』も含まれる」とした。〜何重の意味でもそんなことは読めない。
 〜今までの論理を捨てるなら別の大きな問題となるが、法的な連続性が保たれているというなら、その主張は無理、うそ〜

◆阪田雅裕氏 「ホルムズ海峡」憲法逸脱
 〜全否定だったが、自国の安全、侵略と関係あるような個別的自衛権と同じレベルのものもあり得る、とした〜。
〜なぜ〜変える必要があるのかという十分な説明〜。安全保障環境が変わったとの抽象的な説明しかしていない〜、他国への攻撃に対処することが、国民を守ることとどう結び付くのか。分からない。

◆秋山 収氏 参戦に導く苦渋見えぬ
 〜首相の対応〜一国のリーダーとして国を参戦に導くことの重さや苦渋がほとんど感じられず、解釈の範囲を広げられるだけ広げようという姿勢が見える。このような人を最高責任者に持つことに強い不安〜

◆津野 修氏 条文ごとに具体説明を
 〜政府の論理は非常に抽象的〜分かるように説明すべき〜

◆大森政輔氏 政府の理屈で武力行使
 〜国会では常に問題にされ、政府の説明は国際法上は有しているが憲法九条に照らすと行使は認められないと一貫〜
〜ほとんど自民党内閣がそう言い続けてきた。
〜解釈変更で〜余分な文言がついた。国民の生命、権利が覆される状態にまだない段階で武力行使する。〜
〜ホルムズの機雷掃海〜。これで集団的自衛権を行使できるのなら、どんな事例でも理屈をつけたらほとんどできる〜政府がやろうと思えば理屈がいくらでもつけられる要件〜。あの文言はうそ〜

・・・・「必要である」と言う主張から、「法的、政治的に一貫性がある。」と言う強弁となっていますね。また、その必要性の説明があまりに抽象的であり、不充分であること、と言った所でしょうか?