金子大先生のご意見
2015.08.24(月)【京都にて雑感】(金子登志雄)
〜政治問題には中立であるべきだとの反対意見も根強かったとのこと〜
〜法律団体が法案に意見を出すのは極めて自然で当然〜立憲主義や法治国家の基礎にも影響する大きな法案に対して、黙っている法律団体の方が不自然〜
〜民法の改正も会社法の改正も司法書士法の改正も政治問題〜
ESG法務研究会
傾聴に値するご意見と思いました。
一部の司法書士(?)の方々の議論を横目で見ていると、意外にも、
立憲主義とか憲法とか言った、法制度の問題としての「法律的な議論」が後回しにされていたり、
あるいはそうしたことを抜きにした議論が多いと思われて驚きました。
まずは、目前の脅威を前提としてこの法案をどう考えるかだとか、
徒に反対すると司法書士制度に影響しかねないとか言った議論まであり、
また「戦争反対」などを掲げている人々は「平和ボケ」であり、「知的な議論」をしてない、などと言う人までいるようです。
少なくとも一応、法律の専門家なんですから、ほとんどの司法書士は、憲法学者の意見とか、法律上の議論のおおよそぐらいは読んだ上で議論されていると思うのですが・・・・・