Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

弁護士人口の「頭打ち」

ボ2ネタ経由情報)
〜1,169人  →  1,212人(+43人)
〜広島が526人から540人〜,〜鳥取県が68人から69人,島根県が71人から78人と,いずれも微増〜〜
〜増加分のほとんどは東京などの大都市部〜04年〜〜14年の推移では〜地方でも概ね1.5倍以上の伸び〜地方における〜伸び悩みという現象は,ごく最近〜生じてきた〜

〜東京偏在・大都市偏在はむしろ加速〜
〜地方ではもはや〜新規需要が見込まれず〜ということは理解できますが〜東京や大阪などの大都市圏にしたところで〜新規需要が特に存在するわけではありません。〜

〜もともと,東京などで即独・早期独立を強いられている若手弁護士の多くは〜生活保護レベルの収入すら得られていない人が多く〜アルバイトの副業で生計を立てているか〜貯金を取り崩したり,親に頼ったりして生活している〜人が多いと推測〜
〜大半は東京にある有名大学の出身者で東京に生活の基盤を持っている人であり〜住み慣れた東京で〜弁護士として〜選択〜多い〜

〜通常の市場競争にさらされている他の職種であれば〜退職者・廃業者が続出し,人数が減っていくのが常識〜,弁護士〜は〜合格〜まで5年,10年といった長期間を費やしてしまった人が多く〜廃業〜大変な決断〜,廃業しても転職先を見つけるのは容易でない〜
〜「やせ我慢」もいよいよ限界〜
ソ連時代にあったシベリアの強制収容所では,冬になると過酷な環境や労働により凍死する者が続出して受刑者の数が減少し,夏になると新たな受刑者が送り込まれて人数が補充される,という状態〜,今の弁護士業界もこれと似たような状態〜

〜あまりにも過酷な経済環境に体力・経済力を使い果たした弁護士がボロボロと辞めていき,ただ毎年冬に法科大学院から何も知らない新人が送り込まれてくるので,表向きの弁護士人口だけは何とか維持されている〜

〜人数だけは維持され〜質がどんどん落ちていく〜パイを身内で奪い合う不毛な競争と対立に残された力を費やし〜衰亡の一途〜
毎年2000人近くも司法試験合格者を出しているのに弁護士人口が頭打ちになるというのは,かなり異常な事態

〜合格者という新規参入の人数を調節するだけでなく,あまりにも粗製濫造された既存の法曹有資格者にもメスを入れることが不可欠
〜合格者数を年間500人に減らしたところで,能力もやる気もなく飢えた人間があふれかえっている弁護士業界に若い優秀な人材が興味を示すとは考えにくく〜質の低い人材は淘汰するという「身を切る改革」〜再生もあり得ない〜
弁護士人口の「頭打ち」が意味するもの - 黒猫のつぶやき