Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

認知症破産(?)、後見報酬

認知症1000万人時代」(「週刊現代」の記事)
〜一家心中〜
〜あと10年で、全国で1000万人超、日本人の10人に1人が認知症とその予備軍になる〜

後見人ですっからかんに
老後資金を吹き飛ばす「認知症」の怖さ 成年後見人との新たな問題も - ライブドアニュース

認知症などの高齢者のおかれている実態が良くわかる記事ですね。

後見報酬については、本人の財産状態なども勘案しながら裁判所が算定するものですので、
受ける我々の側がどうこう言うことではないと思ってはいますが、

実際、業務と見合ってない少額のものも少なくなく、
ボランティアで、「基本的に無報酬」などと言うも受けていますし、
何度も本人を訪ねたり、夜中まで動き回ったりしてほとんど報酬には反映してなかったりして、
対価的に見合った業務とは思っておりません。

(それ以上に、気苦労や責任を考えると、むしろ類型的には受けたくない業務だけれど、職業上の使命として受けるべき業務なのだと考えています。)

しかし中には、確かに「高い」と思われる事案もあり、裁判所に「減額交渉」したものもあります。(これも、形としては不自然ですし、なかなかできませんが・・・。)

さすがに交際費、電話代などを費用としたことはありませんが、
受ける側の専門職としては、少なくとも、報酬の額にかかわり無く、きちんとした業務を行うことは当然にに必要ですし、たとえ少額と言えども不明朗な点があってはならないと考えています。
いわんや、本人の金銭を費消することなど、絶対にあってはならないことです。

また、日々の仕事に追いかけられる中で、いつも意識をおいていなければならない業務だという意味では、定期的に報告すべきであると言うことは、むしろ、我々の側にとっても大変、有益であると考えています。

(とは言うものの、年末の忙しい時期に報告書の提出期限を決められるのはきついですね・・・・・。)