Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

別居親の親権獲得

 〜別居に伴い、幼い娘を妻に連れて行かれ、約5年間面会させてもらえなかった埼玉県の男性(40代)が〜離婚裁判で、千葉家裁松戸支部は男性を親権者と認める判決〜
 男性側の代理人によると、子どもと一緒に暮らしていない親が親権を得るのは珍しい〜

〜「フレンドリーペアレントルール(寛容性の原則)を明確に採用した、おそらく初めての画期的な判決〜」〜
〜寛容性の原則とは、もう一方の親と子どもとの関係をより友好に保てる親を「親権者」とする考え方〜
〜裁判所は従来、子どもと一緒に暮らしてきた「継続性の原則」を重視してきた。

〜元妻が男性に対し、どれだけ子どもとの面会時間を認めたのかが、判決を大きく左右〜
〜男性は妻に〜年約100日の面会を認め、約束を破った場合は親権者変更の理由になることなどを提案。
〜妻は月に1回、2時間程度の監視付きの面会しか認めないと主張〜

〜妻が突然、娘を連れて別居したこと〜約5年間にわたり男性と面会させなかったことなども考慮〜
〜男性を親権者とした方が、両親に会える機会が増え、娘の利益になると判断〜

〜「〜これからは『もっといい親をやります』とアピールした方を親としますよ、という大岡裁きの方向性に舵を切った判決〜」〜

●「子どもにとって最良の環境を」
〜男性は次のように語った。
「いくら私が妻を嫌いであっても、娘からしてみれば大切な母親。夫婦の関係は仮に切れるとしても、親子の関係は切ってはいけない。(娘が)両方の親から愛情を受けて育っていると感じられる環境を作っていきたかった」

〜娘と最後に会ったのは、2歳のとき。娘はこの4月から小学3年生になる。〜
〜「別居してからは6年〜。娘には時間がかかって申し訳ないと思う。これからの生活に不安がないといえば嘘になる。だからこそ、娘とずっと暮らしてきた元妻とは、情報の共有などで協力していかないといけない」〜

〜その上で〜親権をめぐり、争っている親たちに向けて、次のようなコメント〜
〜「離婚するのは親の勝手かもしれない〜しわ寄せが子どもに来てはいけない。連れ去った側は、相手が嫌いだから、なるべく子どもを会わせたくないだろう。でも、自分が嫌いだからといって、子どもにもそれを強いないでほしい。子どもにとって、最良の環境を考えてほしい」
別居の父親が裁判で娘の「親権」勝ち取る 「初めての画期的な判決」 - ライブドアニュース

画期的だと思います。
しかしやはり、離婚すると単独親権しかないと言う日本の法制度の方にも問題があるのだと思います。