Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

愛知弁護士・後見横領1800万円・弁護士の「前歴」

 成年後見人〜預金口座から約1800万円を着服したとして、名古屋地検特捜部は6日、業務上横領の疑いで、愛知県弁護士会所属の弁護士、〜容疑者(59)=同県豊橋市=を逮捕〜事務所や自宅など数カ所を捜索〜
〜2013年12月〜昨年7月〜管理していた県内の70代男性の銀行口座などから11回、計約1830万円を横領〜とされる。

〜13年7月に名古屋家裁豊橋支部から男性の成年後見人に選任され、多い時で一度に400万円を引き出し、一部を自らの口座に移していた。昨年12月に解任〜家裁の告発で発覚。〜約200万円を弁済したという。

〜1983年に弁護士登録。2001年には、遺言執行者として管理していた遺産590万円を着服〜業務停止1年6カ月の懲戒処分〜

〜昨年1年間〜不正は521件(被害総額29億7千万円)。うち弁護士や司法書士ら「専門職」による不正は37件(同1億1千万円)で、10年の調査開始以降、最多〜
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016100690225725.html

7月に選任されて12月には横領開始。最初の財産目録提出(本来は就任後1ヶ月以内)は、いつ頃だったのでしょうか?
家裁への報告は当然予想していたはずですが、昨年12月まで、何故、判明しなかったのでしょうか?

「前歴」と言うものの扱いは、慎重にすべきではあります。
しかし、上記のような前歴ある者が選任されたことには疑問を感じます。

10年以上前のことであるとしても、職業上の特殊性から言えば、
こうした前歴は消すことができないものとして、本人が背負っていくべきものと思われ、
また、選任に当たって、裁判所側にこうしたことがわからないと言うシステムにも問題があるかもしれません。