「大量相続時代」、「まちのスポンジ化」

〜2033年、空き家は約2150万戸、空き家率は30.2％に達すると予測〜
〜これは要するに、あと15年も経てば、日本の全住宅の約３戸に１戸が空き家〜危険性〜。
〜背景〜今後、空き家化に関わる二つの動きが同時進行〜
〜ひとつは、団塊世代が相続した実家の空き家化。〜
〜もう一つは、団塊ジュニア世代（団塊世代が後期高齢者となる2025年頃から急激に増える）が相続する実家の空き家化〜。

つまり、日本は近い将来、大量相続時代を迎えることになる〜。
加えて、団塊世代が所有〜築40年以上も経過した老いた家〜、〜売却〜賃貸〜するほどの資産価値がなくなった「負動産」〜多い。

〜近い将来、全国どこでも〜放置〜空き家・空き地がまだら状に点在〜人口密度が低下し、スカスカしていく。つまり、「まちのスポンジ化」〜
〜大量相続時代を迎えつつある今〜空き家が増える「スピード」がますます加速〜リスク〜

「住宅過剰社会」〜
〜世帯数を大幅に超えた住宅がすでにあり、空き家が右肩上がりに増えているにもかかわらず、将来世代への深刻な影響を看過ごし、居住地を焼畑的に広げながら、大量に住宅をつくり続ける社会〜
〜重要なことは〜空き家率〜だけでなく、空き家の量が増加する「スピード」〜
日本の住宅が「資産」ではなくなる日 〜空き家急増という大問題（野澤 千絵） | 現代ビジネス | 講談社（1/4）