Genmai雑記帳

・・・人にやさしく

「地面師」跋扈2

東京都内〜不正に移転〜事件で〜会社役員〜(54)〜司法書士〜(52)=目黒区〜無職〜(68)〜の3容疑者ら6人を再逮捕〜
〜「地面師」グループ。〜
〜再逮捕容疑は平成24年12月〜25年1月、墨田区の80代女性が所有する土地や建物について、偽造した立ち退き承諾書などを示して土地や建物が転売できると装い〜転売〜予定だが転売先に資金がなく、後で買い戻すので、いったん購入してほしい」と持ち掛け〜、横浜市の不動産会社から現金7千万円をだまし取ったとしている。
不動産不正移転事件 地面師ら7千万円詐取で再逮捕(1/2ページ) - 産経ニュース

〜取引に備えた予行演習もするとか。
〜「実際に事務所で取引を想定して目の前に座らせ〜『これから本人確認をさせていただきます』と司法書士役をしながら、あるいは実際にお抱えの司法書士に質問させる。『身分を証明できるものを提示してください』と指示し、あらかじめ用意した偽造の免許証なり、パスポートなり、高齢者手帳なりを出す。
『何年何月生まれですか』『本籍はどこですか』『ご兄弟は』『生まれ年の干支は』などと矢継ぎ早に尋ね、淀みなく答えさせるんです」

「取引に臨む際〜指にマニキュアを塗っていた……」
〜関係書類に指紋を残さないため〜。〜

〜その後、転売が繰り返され、最終的にNTT都市開発が購入〜12億円も支払っている。
〜相続人がいない土地〜12億円が戻ってくるとも思えないし、NTT側はどのように処理するのでしょうか」
〜この新橋事件をはじめ、既報した6億5000万円を騙し取られた富ヶ谷事件。〜世田谷区中町の5億円、中野区中野弥生町では6億7000万円、墨田区東向島の1億7000万円……、と数え切れないほどの詐欺が横行〜
テレビ・新聞が報じない「地面師詐欺」〜ついに明かされた驚きの手口(森 功) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

〜ところが逮捕から起訴まで22日の留置・勾留期限を迎えると、東京地検は不起訴処分を下し、彼らは無罪放免〜
〜この間、土地は被害者の不動産業者によって転売され、一軒家が建った。〜普通の家族が、そこに住んでいる〜
〜相続人のいないこうした土地〜住む家族は土地代金を支払っている善意の第三者。そこをどう扱うのか。〜手の打ちようがなく〜そのまま放置〜よう〜

〜明治初期か終戦後に迷い込んだかのような事態〜。〜捜査が成就した地面師詐欺のほうがむしろ珍しい。

〜実は春山は運転資格を取得したことがない。すぐにばれる偽造免許だが、窓口ではすんなり〜新たな印鑑登録〜。〜偽印鑑登録証と偽免許証を使い、公証役場で本人確認の証明を取得する。〜

〜印鑑証明はホログラムや透かしなどが入った特別な用紙に印刷されているので、本当は偽造が難しい。〜
〜だが〜住所と姓までは父親と同じだから、本物の原紙の名前と生年月日、実印を書き換えればいい。字は特殊な薬剤で溶かす〜。〜
二重のなりすまし詐欺!一見善良そうな老人が「地面師」一味だった(森 功) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)